津上 是隆(つがみ これたか)
1959年有田生まれ。78年伊万里高校卒後、有田の大手陶磁器商社に勤務。販売・企画の基礎を学ぶ。80年「焼きものを売るには焼きもの自体を知らねば」と、肥前(有田・波佐見、三河内、伊万里)の窯元で絵付修行に入る。8年かけて下絵上絵の手描き技術を習得する。1989年窯元の依頼を受けるフリーランスの絵付師・デザイナーとして独立。同時にロクロ修行も。2000年大川内山に窯を構え自作品を世に問う。是隆といえば桜吹雪が強烈な印象を残す。いずれも手描きの桜でうめられる普段使いの器は「やさしさ」を追求する作家の思いが溢れている。